わあるどわいどすけべ

上海のビジネスホテルの夜はふけて

 

アムステルダムの中華料理屋でエビチャーハンが出てくるのを所在無げに待っていたとき、携帯が鳴った。

J:じゅげむです
W:おー、じゅげむはん、元気か?NYのワンや。
J:ああ、これは王大人、お久しぶりです。おかげさまで元気にしています。何か御用で?
W:おー、実はな、こんど上海に待望の事務所開くことになったんや。
J:それはそれはおめでとうございます。故郷に錦ってやつですね。
W:おおきに。それでな、手配せなあかんもんがぎょーさんあって、おまはんにてっとうてもらおう思うんやけど、どや?
J:王大人のめでたい事務所開きのお手伝いをさせていただくなんて光栄です。もちろん、できる限りのお手伝いをさせていただきます。
W:そら、ありがと。そしたらな、来来週の月曜日に上海に来ておくれるか?
J:わかりました、伺います。で、どこに宿をとったらよろしいでしょうね。
W:宿の手配も支払いも、なーんも心配することあらへん。空港までは若いもんを迎えに差し向けるよって、大船にのった気分でパスポートだけポケットに入れて、気楽に来てや。
J:これはこれは、お気遣いいただきありがとうございます。それでは上海でお目にかかるのを楽しみにしております。

ということで、突然上海を訪問することになった。実は上海訪問は実に15年ぶりである。そうとなればもちろんすけべシーンに関する調査を怠るわけにはいかない。中国に関してはいろんな情報が錯綜している。いわく、床屋に行けば簡単にすけべができる。いわく、KTVのお持ち帰りが面白い。いわく、サウナが最高。いわく、ホテルに女を連れ込む日本人を公安が狙っている。...たった2泊ではたいしたことはわからないかもしれないけれど、読者の皆さんに何かを伝えたい。僕は使命感に燃えた(笑)。

浦東空港に到着したのはある日曜日の朝だった。無事入国審査を終えて税関から外へ出る。おびただしい数の運転手がサインボードを持って立っている。僕はゆっくり歩きながら、自分の名前を探す。あった、僕は運転手に声をかける。「こんにちは、じゅげむです」。握手をすると彼は携帯電話をかけ、相手と二言三言話すと僕に渡した。

W:じゅげむはん、ワンや。ごくろうさん。
J:あ、これは王大人、このたびはお招きいただきありがとうございます。
W:いま、わしなあまだ空港なんや。ちょっと飛行機が遅れてしもうてな。今晩は再開を祝してパァーっとやろうと思うとったんやけど、間に合いそうにないわ。悪いけど一人で適当にやっとってくれるか?
J:それは災難ですね。こちらは大丈夫ですから、どうぞお気をつけて
  (ちぇ、しっかり接待一回分節約しやがったな。もうとっくに上海に着いてたりしてね。まあ、いいや。自由の身は却って好都合)

運転主君は僕を先導して駐車場へ向かう。途中、男たちが出張マッサージ(もちろんセクシー系)のビラを手渡してくる。車は空港を出ると高速公路A1を一路上海市街へとむかう。A1からA20へ入ってしばらくすると遠くに団子を串刺しにしたような例の展望タワーが見えてきた。あれが目指す上海だ。ところが車は上海市街を横目に見ながらずんずんひた走る。手元の地図に目をやると、A20は上海を大きく囲む環状高速なので、どこかのインターチェンジでまた中心部へ向かうのだろう・・・という僕の期待とは裏腹に車はずんずんひた走る。そして、上海の高層ビル群はついに小さくなって視界から消えてしまった。運転主君はその間全く無言で前の車を次々に追い越すことと、自動取り締まり器の手前で急減速することに神経を集中している。1時間を大きく越えたころ、車はついに高速を降りて、郊外の町の中心部にあるりっぱなホテルの前で止まった。運転主君は「再見」とだけ言って去っていった。

僕はホテルにチェックインする。予約票に目をやると、ホストである王大人の「会社」の客人であることがちゃんと書いてあった。部屋で落ち着くと僕は地図とホテルのパンフレットを広げてみた。僕は、上海市郊外のXX区の中心にある★★★★のホテルにいることがわかった。地図をよく見れば上海市は直径80km近くの巨大都市。観光客の知っている上海はその極一部なのだ。

来る前にインターネットで上海の風俗シーンを探ってきたのだが、書いてあったことは全て市内中心部の情報だった。たいした情報はなく、掲示板にも海外風俗関連サイトにも宣伝くさい記事が多かった。でも、まあ、ないよりはましだろう。僕は時間のある第1日を上海旧市街の探検に、第2日をこのローカルタウンの探検に当てることにして、さっそくホテルを出た。腹ごしらえをすると僕は街のはずれにあるバスセンターまで歩いていった。そこから上海駅行きのバスが出ているという。ちなみに、鉄道の便はなく、都心へはバスかタクシーに乗るしかない。上海駅に着くと、僕は地下鉄を併用しながら歩きに歩いた。初めての街を知るには歩くのがいちばんだ。まずは、情報のあった床屋街へ出かけてみた。しかし、そこではそこここでビルの建設が進んでいるだけで、目的のピンク床屋は見当たらない。もうすぐ北京五輪だし、その後には上海万博が控えている。ピンク床屋のような目障りなものが立ち並ぶ地区はきっと再開発の最優先ターゲットなのだろう。ソウルで多くのグラスハウスが消滅していったのと同じように。次に僕は体育館近くのホテルの中にあるという「野村さんという人がいるサウナ」を探したのだが、これまた見つけることができなかった。途中、「日本村」というビルの内外にマッサージやさんがあるのを発見し、入ってみようかなと思ったがなんとなく鴨なような気がして止めた。腹が減ってきたので飯を食いながら考えた。結論は一旦ホテルに帰るというものだった。上海市街はもういちど調査してから再度探求してみよう。今夜は明日のこともあるし、一旦帰った後で、可能なら「あの」街で探してみようと。

僕は上海駅からタクシーに乗った。終バスは5時台に既に発車していた。メーターがきっちり100を指した頃、僕はホテルに帰着した。ホテルには娯楽中心という別館があって、夜になると「天上人間・Paradise」というネオンサインが煌々と輝いていた。部屋でホテルのサービス案内を見ると、
 ボーリング
 KTV
 サウナ・マッサージ
があるという。
僕は確信した。このサウナには僕が求めているサービスがある。そして、もしそうならば、一番安全確実な遊び場所であることは間違いない。街の高級ホテルのお客は街の要人か、外国から来ているビジネスマンである。公安がデモンストレーションとしてしょっ引くにも、美人局をしかけるにも、ぼったくりをするにも適当な相手・場所とはいえないからね。

僕は、部屋を出るとその別館に入っていった。ちょうど同時にKTVのホステスらしい派手な格好のおねえちゃんもはいっていき、エレベーターでいっしょになった。僕は2階のサウナで降りた。サウナは日曜日の夜遅くとあって閑散としていた。他に客は見当たらない。フロントの連中は突然入ってきた日本人にちょっと当惑していた。

従:サウナか?
J:うん
従:こちらへ

僕は服を脱がされ、シャワーを浴びさせられた。浴槽に湯はなくサウナには一応照明はついているが人影はない。

従:マッサージか?
J:うん(きたきた!)

ところが、でてきたのは親父で、僕をマッサージ台に載せると約30分のあかすりマッサージを施した。なんだ、本当のマッサージじゃないか。
しかし、

J:ありがとう
従:マッサージか?
J:(ええ、いまやったんだけど)....
従:マッサージか?
J:(なるほど!)うん

従業員氏は僕を引っ張って廊下を右へ左へ階段を上がって降りてホテル内のどの位置にあるかよくわからない場所にあるベッドつきの部屋へ僕を案内した。彼がテレビをつけると白人女性が下着姿でセクシーダンスを踊る中国でよくある種類のセクシービデオが映し出された。彼は飲み物のオーダーを取ると部屋を出て行った。茶を持った彼がマッサージ師を伴って現れたのはそれからすぐのことだった。彼女は扉を閉め、覗き窓を布でふさぎ、ロックをすると、テレビの前で音楽に合わせて踊り始めた。そしてそれはストリップダンスとなり彼女は着ているものを脱ぎながら僕の浴衣も脱がせた。

マッサージはオイルマッサージだった。彼女は僕をうつぶせに寝かせると両足から背中にかけてオイルを塗りたくった。そして豊満な自分の乳房にもオイルを塗ると自分の体で僕の足の裏から脚部、尻、背中までをマッサージした。次に彼女は僕の体についたオイルを端から順番に丁寧に舐め取っていった。舐め取り終わると今度は多分消毒液を含んだ湯を口に含みまた足から背中へ向けて僕の体をすすいでいった。もちろん、その間彼女の舌は小刻みに僕の皮膚を這い回っている。

次は仰向けと思ったら、彼女は僕に四つんばいになるように指示した。そしてアルコール含浸のウェットティッシュで僕の肛門の中まで清掃すると、肛門内部の温水併用舌マッサージを行った。次に彼女がやろうとしたのは氷水による肛門マッサージだった。しかし、最後に氷を肛門に口で押し込もうとしたのを僕は拒絶してしまった。彼女は「気持ちいいのに」といいたげだったが。

最後はあお向けである。また足から始まって今度は中心を飛ばして胸へとオイルマッサージ、オイル舐め、温水舐めは続く。そして最後の最後はもちろんあの部分へのマッサージである。乳房でのオイルマッサージに温水を口に含んでの長く丁寧な尺八はなかなか見事であった。そこまできて、彼女は僕に上になるか下になるかきいた。僕は上と答えた。コンドーム使うよねと確認してきたのでうんといった。彼女の中厚で柔らかく大きめの小陰唇はねっとりとぼくの心棒に絡みつき、蜜壷は僕の動きに合わせてときおり吸い込むように締め付けてきた。僕は最近としては異例の速さで、でもとても心地よい満足感の中、果てた。

名をたずねると彼女は掌秀と書いた。年を尋ねたがなかなか伝わらない。とうとう「二十号」だとこたえた。そんな数え方したっけ?実はこれは年齢ではないことが後ほどわかるのだ。

僕は再会を約すと部屋を出た。部屋にいた時間は1時間少々、ここまでの総額は740RMBだった。

タクシー代使って、足を棒にして歩き回ったダウンタウン往復はなんだったのだろう。幸せは結局足元に有ったという青い鳥のお話を僕は思い出した

 

第2日

僕は王大人とそのとりまきの連中と夜10時頃まで酒宴を続けた、最後のKTVでは「好きな子持って帰るか?」というおさそいも受けたが仕事相手・仲間とはすけべを共にしないのが僕のポリシーだ。その上、相手のボスがあてがってくれる女なんぞ頂戴した日にはどんなハニートラップにはまらないとも限らないので、そこは丁重にお断りして僕はホテルに戻った。もう外をうろつくには少々時間が遅かったし、掌秀嬢に裏を返す約束もあったので、僕は娯楽中心「天上人間」に向かった。しかし、どういうネーミングなんだろうね、これ。市内中心部の人民法院に掲げられていた横断幕の「中華人民共和国の法律の下では全ての人民は平等である」というのが建前とすれば、夜な夜な地区の政財界の幹部が集うであろうこの建物の名前は現代のこの国の現実を反映しているような気がする。

従:歓迎光臨、マッサージですか?
J:うん

従業員たちは僕を覚えていたようだ。こういうところでは(特に非合法なサービスが提供される場合)、2回目以降は格段にコトがスムーズにはこぶ。僕はまた長い廊下と階段を通って、例のベッドルームが並ぶ廊下へやってきた。今日はだいぶ繁盛しているようだ。きのうよりだいぶ奥の少し大きめの部屋に僕はとおされた。女マネージャが現れて僕に声をかけた。傍らにマッサージ嬢がいる。

マ:いらっしゃいませ
J:こんばんは
マ:お客様、今日は英語が話せるきれいな娘がおりますのよ
小:いらっしゃいませ
J:英語が話せるのはいいですね。でも僕は今日はこの子(「掌秀」と書いた紙を見せて)に会いにきたんですよ
マ:そうでしたか、掌秀は今ふさがっておりまして、後ほどあき次第差し向けますから、この娘と3人でお楽しみになりませんか?たった1600RMBにおまけしておきます
J:僕は3人プレーはちょっと、、、それに昨日700だったのでそれだけしか持ってきてないんですよ。ちなみに1人相手だとおいくらですか?
マ:ここはVIPルームだから、1000です
J:それは困った、1000は持ってきていません。昨日と同じでいいんですけど
マ:それでもよろしいですけど、一般室は一旦シャワーを浴びていただいたあと、浴衣に着替えていただいてのご案内になります。
J:いいですよ、それで

マネージャーは男従業員を呼び、僕はフロントまで戻ってシャワールームでシャワーを浴び、用意された浴衣に着替えて今度は前日と同じ一般室に通される。程なくやってきたのは掌秀ではなくて先ほどの英語を話すマッサージ嬢だった。彼女は掌秀ちゃんより小顔で目が大きくスリムで小乳だった。見た目だけから言えば、こちらがタイプだ。だが僕はその立ち居振る舞いがなんとなく好かなかった。だが、掌秀ちゃんがふさがってるならしょうがないか。

小:ねえ、女の子二人でマッサージ、すっごく気持ちいいよ、いいね
J:僕は3人でするの好かないし、今日はお金ないからいいよ
小:もうひとりの女の子は、私の姉妹、とってもGOOD、いいでしょ
J:僕は3人でするの好かないし、今日はお金ないからいいよ、って言ってるんだけど

彼女はビッグセールスレディーでしかも僕が話す英語を良くはわかっていないようなので、結局サービス前半が終了するまで10回くらい三輪車のオファーを受けることになる。サービスの内容は前日と同じだったが、物凄くせかせかと忙しいサービスで、前日の掌秀ちゃんのゆっくりまったりしたサービスがなつかしい。時計をしきりに見ているところから考えて各ステップの時間が決められているみたいだ。忙しくやるから結局回数は多くなるわけで、手を抜いているわけではなく、本人は精一杯やっているつもりなのだろう。でも、せかせかしたのは好かない。

僕の問いかけに、彼女は名前を小雪と答えた。でも、No.86とフロントに伝えて欲しいと言う。そのほうが判りやすいそうだ。なるほど、掌秀ちゃんはNo.20だったんだ。サービス後半では「私はNo.86、私を好きになったらフロントで番号を言ってください」というのを20回以上きかされた。特に途中で日本人と判ってからは日本語で。彼女の日本語はその比較的長い文章と、他には「気持ちいい?」とかその程度で会話にはならなかったけど。それにしても、やたら明るい娘ではあったなあ。

サービスは前日と全く同じ、ただひとつ小雪は氷は使わなかった。あれは掌秀ちゃんの秘儀なのかもしれない。ということで、サービスはファイナルに到達する。入れられたらちゃんと締めることというのも教育されているのか、彼女はがんばって締めようとする。彼女のあそこはちょっと固い感じで締め付けた状態は硬い鉄のリングの束にソーセージを出し入れしているようななんかそんな感じだった。お、がんばってるねって感じで好感は持てたが特別な快感はなかった。掌秀ちゃんのはすみからすみまでぴったり密着しながら律動しそこへ負圧をかけてくるという感じだったけど、多分年季が違うんだろうね。No.20とNo.86が単純にシリアル番号なら、新人なのかもしれない。もちろん、腐りかけた肉塊のなかに棒を出し入れしているようなむなしさを感じる世界中にゴマンといるマグロ娘たちよりははるかによかったけれど。名門女子大の美人お嬢様がソープのバイトでがんばってますというような感じのちぐはぐさのある娘であった。

あかすりがなかったので、お支払いはきっかり700RMB

ということで、念願の掌秀ちゃんとの再開は果たせなかったけど、小雪ちゃんの英語とビッグセールスのおかげでここのシステムはよーくわかった。近いうちにまた行く予定があるのが楽しみだ。

[WWS TOP]